若手のサッカー選手が活躍する
今週もマリノスの試合を観て参りました。
実はここ一か月毎週サッカー観戦をしていることになっていました。
びっくりですね。
アルビレックス新潟との試合だったのですが、3-1で勝利。
兵藤にはここ最近神が宿っているのかもしれませんね。
手放しで喜べる試合内容ではありませんでしたが、今の時期はとにかく勝つことが大事でしょう。
ところでこの試合で今シーズンから加入した前田直樹がマリノスでの初ゴールを挙げました。
彼は1994年生まれの21歳。
ぼくと同学年です。
サッカー選手としてもまだ若い年齢。
昨年加入が決まってからずっと期待されていた選手の一人でした。
リオオリンピックの代表候補にもなっていましたからね。
そんな期待されていた前田ですが、リーグ戦が残り6試合となった秋、ようやく点を決めてくれました。
インタビューでも「やっと点が取れた」と言っていたので、本人も思うところがあったでしょう。
一サポーターとしても大変うれしい気持ちになっております。
前田は決して出場機会に恵まれていた選手であったわけではありませんが、若手としては最低限の出場機会を与えられていた選手でもありました。
今のマリノスには多くの若手選手が在籍しています。
チームの約半分が22歳以下の選手となっています。
一方でマリノスには多くのベテラン選手も在籍しています。
中村俊輔や中澤佑二をはじめ、実力ある30歳以上の選手が試合に多く出場しています。
そうは言っても昨シーズンからマリノスの監督を務めるモンバエルツ監督は比較的若い選手を使う監督です。
3年前に比べれば、出場選手の平均年齢は大幅に下がっているはずです。
スポーツ選手は永遠に活躍できるわけではありません。
多くのサッカー選手が実力があったとしても35歳くらいまでに引退してしまいます。
ですからチームの平均年齢が下がる、ということは好ましいことでしょう。
そんな事実がある中、一つ思ったのは「サッカー選手は使い続けられれば実力を発揮するのか」ということです。
よく「若い選手を使い続けたからチームの若返りに成功した」といった話を聞きます。
サッカー選手として、試合で経験を積むことが成長につながるのは間違いないでしょう。
経営学の理論でも「経験効果」というのもありますし。
簡単に言えば生産量や作業量が増えると経験が増え、コストが下がるというものだったはずです
しかし若い選手をやみくもに使い続けるだけで実力を発揮できるわけではないような気もします。
プロのサッカー選手というのはエリートの集まりです。
そのような集団の中でさらに輝きを見せるためには「経験」だけでは足りないものが多くあるでしょう。
そうした中、マリノスで「足りないもの」を補うために効果的に働いているのは優秀なベテランと監督なのではないかな、と想像しています。
先ほど述べたようにマリノスには中村俊輔と中澤佑二というかつて日本代表の中心選手だった二人のベテランが在籍しています。
彼らはプロのサッカー選手の中でもとびぬけたエリートです。
そのとびぬけた存在から学べることが若手には多いのではないでしょうか。
また、監督の良い若手を発掘し、育てる能力が実は優れているのではないか、と妄想しております。
リオオリンピックの代表には入れませんでしたが、富樫敬真という無名の選手をモンバエルツ監督が発掘したという話は有名な話です。
色々監督には不満がある人も多い気がしますが、若手が育ってきているのは監督の功績だったらいいなーと、勝手に思っております。
今、マリノスは若手もそこそこ育ち、そこそこ優勝争いに絡むことができているなかなか良いチームなのでは、と思っています。
応援しているから、贔屓してみているというところもあるかもしれないですけどね。
是非リーグ優勝してほしいな、と思いながら、残り少なくなったシーズンを楽しみたいですね。